【2012/12/05】西部ツアー!

屋久島の西側「西部林道」は人が住んでいない無人地帯です。
そのため、自然状態の照葉樹林※が残されており、野生のサルやシカの生態を間近で観察できる貴重な場所。

ガジュマルなど亜熱帯性の植物も自然分布し、屋久島のイメージ「ヤクスギやコケの森」とはまったく違った雰囲気です。
ワイナックのツアーで人気の「西部照葉樹林ツアー」は舗装道から森へ入り、
巨大なガジュマルや複雑に絡むつる植物をかき分けて、ジャングルのようなワイルドな森を散策します。
すべての森歩きのコースの中で、もっとも高低差が少なく、足腰への負担も少ない道です。

(岩を包み込むガジュマルの根)

実はお子様連れのファミリーに大人気の「西部ツアー」
人気の秘訣は「野生動物」

(昼下がりに座って休む、ヤクシカのオス)

都市部から来た子供たちは、動物園以外で野生動物を見る機会が少ないのです。
西部エリアのサルやシカは生息密度が高く、また人間と遭遇してもあまり逃げないので観察には最適です。
ここ屋久島で、野生のサルやシカと出会う感動は、子供たちの感性にダイレクトに響きます!!
コケやヤクスギの森を見に行くツアーは、やや大人向けのようですね。
動物を見て喜ぶ子どもたちが多いです。

今回お越しいただいたお客様は東京からのお二人。
初めての屋久島旅行で、初日はのんびりホテルで休み、二日目は西部!
三日目は標高の高いヤクスギランドということで、屋久島の森を低い場所から楽しむプラン!
ワイナックの得意とするコーディネートです!!

スタートからいきなりサルとシカの異種間コミュニケーション(?)を目撃し、野鳥や昆虫など、
楽しい野生生物の観察ができました。
12月の西部森歩きは、山の上に比べて寒くなく、上着のダウンが要らない日もあるほど。

夏の西部は沢に足をいれて、ひんやり涼むこともできます。

☆お子様やリピーターに人気の森歩き!
☆ガイドブックにはのっていない、ワイルドなコース!!
☆一年中楽しむことのできるコース!
☆野生動物との遭遇確率が高い!

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今回のツアーで西部の森の巨大なガジュマルの根元に南国フルーツ「グアバ」の実が2つ落ちていました。
誰かが忘れていったものなのか、故意に置いたものなのかわかりませんが、
自然状態では西部の森には「存在しないはず」のグアバ。
もし果実に含まれる種子に発芽能力があれば、森の中で帰化してしまう可能性もあります。
また、ヤクシマザルやヤクシカへの餌付けの引き金になってしまうこともあるかもしれません。
西部の隣に位置する永田集落ではグアバを育てている農家の方もいらっしゃるので、
味をしめたヤクシマザルが里へ下りてくる、、、などという事態になっては大変ですね。
グアバの実は撤去いたしました。
(池田)

※照葉樹林
ツバキやシイやカシなどの、葉が分厚くつやつやした、一年中常緑の広葉樹の森です

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