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YNACブログ

2011.8.15. soraraさんの「田代川キャニオニング」ツアー

2011年8月22日

リピーターのお客様soraraさんは、いつも屋久島の旅のようすを、旅行記にして紹介してくださっています。

今回は、8月14日に予定されていたスペシャルツアー「安房川本流」が雨で中止になったため、急遽ご用意した代替ツアー「田代川キャニオニング」のようすを、転載させていただきました。(最初の写真だけ、以前のツアーのものです)
 


8月15日(月)


眠りながらも雨音が気になる。どうかなぁ。。。あがるかなぁ。。。8時のピックアップなので、片付けもかんがえて6時半には起床。

部屋を片付け、身支度をすまして、ちょっと早くて申し訳なかったが、7時40分ごろ電話して清算をお願いする。愛子さんが来てくださって、清算。手早くコーヒーを入れてくださる。今日はコーヒー飲めないと思っていたので、うれしい。

8時丁度に小原さん到着。愛子さんがコーヒー飲まない?と誘っていたが、待ち合わせがあるので、とのこと。残念。

YNACの倉庫で必要備品をもって、待ち合わせ場所へ。屋久島在住の久米さんと合流。よろしくお願いしますのご挨拶。仲良く慣れそうなおじさま。

空き地で身支度を整える。さすがに、救命胴衣やヘルメットをかぶると暑い。たらたらと額を汗が流れる。

車を少し走らせてエントリーポイントへ。田代川へと斜面を下る。さっそく、懸垂下降の練習を兼ねた実践にとりかかる。まずは、確保後、エイト環にロープをセットする練習を一人5回。暑い。。。汗だらだら。。。でも、沢に入るととたんに寒くなるんだろうなぁ。。。とわかっているので、そのままにする。

その後、まずは小原さんが降りて見本を見せてくれる。

次が私。見るよりやるほうがかなり難しい。足もとをみて、足幅を開いて。それでも一度途中でなぜかロープにふられてバランスをくずす。。。なさけないことだ。それでもなんとか、水の中までたどり着く。腰を落としてロープをはずし、OKサイン。

上から見るとそのまま降りれそうな斜面に感じたが、ロープで懸垂下降してみると、確かにがれがれだし、上からみるよりも角度は急だし最後の岩のところはつるんとしているし、で、やっぱりこういう場所はロープを使ったほうが安全なのよねと納得。

反対側の岸に上がっていたら、小原さんが大きな声で、「落石に注意して」振り返ると、確かにオーバーハング気味。狭いゴルジュ帯なので、落石の危険性があるのだ。うかつだった。反省しつつ岩から離れる。

久米さんが降りてくる。スムーズだ。私より足運びがしっかりしてる。ちょいくやしい。(笑)

最後が小原さん。ロープを回収。片付けてといわれたので、大喜びで、昨日練習したロープのまとめ方を実践。水にぬれたロープは昨日より重たい、けど、がんばる。ちゃんとまとめられたのでうれしい。小原さんが、久米さんに、「昨日練習したんですよ。」といっていた。

両側が切り立ったゴルジェの中には、細かい水滴が霧のように舞っている。そしてそこに木々の間からの木漏れ日が差し込む。もう想像つきますよね。そう、感動的に美しいのです。いきなりテンションあがりまくり。

わぁ、すごいなぁ。きれいだなぁ。両側の岩の美しさ。狭く切り立った渓谷を流れる水の透明感。そして高みには緑の木々が日の光をすかす。なんという美しい世界。

切り立った両岸は流れに応じてその姿を何度も変える。ごつごつした岩は緑みを帯びて、大きな力で捻じ曲げられ、割れて走っている。

その岩の渓谷の間を走る水は、あるときは滝となり、あるときはよどみとなり、あるときは流木を乗り越え、岩を沈め、白く走る。その水面から巻き起こる霧は、ゆるゆると空を目指す。

高みから差し込む光に招かれるように、ゆるゆると。そしてそんな美しい世界の中を、私という小さな人間が木の葉のように流れていく。

大水がでると、水位はかなり上がるらしいことは、4メートルほど上に引っかかっている流木からも推測できる。美しさと恐ろしさが共存する世界。それが沢なんだよなぁ。。。

私は、山や沢での行動は、何があっても、ガイドさんにつれていってもらおうが、一人で入ろうが、すべて自己責任だと考えている。だからこそ、私の不安の一部をきちんと背負ってくれる小原さんに感謝である。小心者の私が、心からうっとりとすることができるのは、小原さんのおかげなのだ。

田代川は、入渓してすぐ、泳ぎが始まる。そして、次から次へと息つくまもなく滝が連続するのである。すぐに滝に行き着く。ここは飛び込みます。と小原さん。え?

小心者の私は飛込みが苦手である。ラフティングのとき、皆喜んでたかいところから飛び込んでいたが、私はしずかに、ボートに戻って座っていた。先日の国際渓流滝登り大会でも、なんちゃって滝登りで、皆よろこんで滑り台や飛び込みをしていたが、私は、危ない、危ない、と、何も遊びはやらなかったぐらいである。ひたすら水の真ん中を流れに逆らって登って楽しんでた。(笑)基本、怖がりの小心者なのだ、私は。

でも、いきなり飛び込みですか。。。でも、飛び込まないと先に進めないのですね。ではいきましょう。多分、ここで小原隊長が飛び込みを選択するということは、飛込みが一番リスクが低いのだ。ならばいくしかない。。。。このあたりの感情が、一瞬で頭を駆け巡った。(笑)

躊躇すればするほど怖くなるのは分かっているので、こういうときは大声で「いきます」と叫んで、躊躇せず飛び込む。飛び込んでみると案外たのしかった。(笑)恐怖を乗り越えたので、テンションがあがる。

続いて滝をすべりまーす。。。。ありえねぇ。。。でも、隊長がすべるので、信じて付いていく。隊長が1番。私が2番。久米さんが3番。躊躇している私に、久米さんが、ぼくが先に行きましょうか。といってくれたが、最後一人残るほうが怖いです。と2番目に入れてもらった。久米さんに感謝。

数箇所の飛び込みの中で一番たかいところは4メートルほど。このときは、さすがに滞空時間を長く感じた。滝の中央部をすべるところも、長いところでは、滑っている時間を長く感じる。

怖いと思うと、反射的に体に力が入り抵抗したくなるが、そのほうが危険だと分かっているので、怖いきもちを押させて全身をリラックスさせ、水の流れに任せる。この体験が、貴重で面白い。ダイビングも一緒、自然と対するときは、怖い気持ちをおさえて、リラックスして自然に抗わないことも必要。

核心部分の大滝は、懸垂下降で下る。今度はロープの回収があるので、私がトップ。このあたりから、徐々に体が冷えてきて、すこし震えがきはじめた。怖くて震えてると思われたらいやだなぁ。。と変なプライドが顔を覗かせる。

ビレイを小原さんがセットしてくれてから、さっき練習した懸垂下降。セルフビレイをとり、エイト環にロープを通し、エイト環をはずして付け直す。小原さんがチェックしてくれたら、エイト環のロープがねじれているとのこと。あせっているのかわけが分からない。小原さんになおしてもらう。

OKになったので、下降開始。さっきはロープに振られてこけたので、今度はそういうことがないように慎重に、慎重に、と、かなりゆっくり下った。最後は水の中に降りるとするりとエイト環からロープが外れた。泳ぐ。

岸にあがると、震えが来ていたので、落石のなさそうな場所であることを確認し、ザックから雨具を取り出し、着込む。1枚雨具を着ると、暖かくなるものだ。

久米さんが降下。続いて小原さんがロープを回収しながら降下。滝つぼの中はこまかい水滴が舞っており、その中に木漏れ日が差込み水面に緑の光を落とす。その中を久米さん、小原さんが、滝をくだり、泳いでくるシーンは、感動的に美しかった。

冷たい水にひゃぁひゃぁいいながら泳ぎ、流木が引っかかった滝を抜けるようにくぐる。これがまた、すさまじく美しいのだ。

流木は水に磨かれ赤い肌を光らせたり、白い肌をひからせたりしながら、がっちりと組み合って滝をふさいでいる。その木々の隙間を流れ落ちる水に沿うように、わたしたちも滝を下る。

木々の間は薄暗く、そこに差す光はスポットライトのようである。木々の美しさ、岩の美しさ、光の美しさ、水の美しさ。そして小さなわたしたちの命の美しさ。

やがて、海からの暖かな空気が吹き込んでくるのを感じる。渓谷はゆるりとほどけ、なだらかな丘となり、海にそそぐ。寒さに震えていたのに、いよいよ海の気配を感じると、もう一度沢に戻りたいような気分になる。

最後に沢の写真をとって、ゆるゆると海辺に出て行く。約2時間半のキャニオリングだったが、次から次へと景色が変わり、課題が連続するもりだくさんの田代川ゴルジュだった。すばらしかった。わたしたちのゴールをお祝いするかのように、緑の水面にぽつぽつと雨のしずくが模様を描きはじめた。

海辺にでると、そこは、初日に車で迷い込んだ、枕状溶岩の海岸。雨の中遊んでいる家族が1組。海の風はあたたかく、私はすぐに雨具を脱いだ。ぺたぺたとコンクリートの坂道を登る。沢のあと、コンクリート道を歩いていると、自分がカッパになった気分がする。雨はすぐあがり、それでも道の端っこを沢走る水の中をぺたぺた歩く。

おしゃべりしながらぺたぺた歩いて大きな道路の脇にでると、くるまでドライブしている若者から指差して笑われた。ま、そうだよね。この格好でいきなり森から出てくればね。(笑)

車を停めていた場所まであるき、空き地に戻り沢装備を解く。久米さんとはここでお別れ。「また、遊んでください。」と手を振る。わたしたちはとりあえず温泉へ。楠川温泉へ。お湯につかると、やはり体がしんまで冷えていることに気がつく。田代川を出るときはかなり立ち去りがたかったが、あれだけ水につかりまくるので、半日が丁度いいのかもしれない。1日だったら、無理がありそう。。。と思う。

楠川温泉の休憩所でしばしジュース片手に休憩。その後、お昼を食べなくてはという話になる。時間がおそくなっていたので、お店のランチは終わっているところが多かった。小原さんが提案してくれたいくつかの案のなかから、○○のハンバーガーを食べることにする。海老バーガーとポテトとアイスコーヒーのセット。お店の中がいっぱいだったので、外で食べようとテイクアウト。

小原さんのおすすめポイント、白谷にあがる途中の日陰の川ぞいで、ランチタイム。白い石の流れに日差しがさんさんとそそぎ目にまぶしい。江戸時代に描かれた「三国名勝絵図」に屋久島が載っていたという話。見てみたい!地震の日のこと。放射能のこと。いろんなことをつらつらおしゃべりしながらの川辺の時間はとてもここちよかった。

そろそろ船のでる45分まえになったので、車にもどり、港へ。車の中で今日のツアー代を清算してから、お別れ。なんだかすごくさびしくて、だからこそ、頭をくいっとあげて、振り向かずに歩いた。

今回のたびは、たった4日しか島にいられなかった。だから、のんびり一週間いるときのように、天候をみてスケジュールを動かしたりすることができなくて、すごく残念だった。もうひさびさに帰りたくなくて、帰りの船の中ではなきそうだった。多分、もっともっといろんなことやりたかったんだと思う。

でも、今回の島では、自然と会うのではなく、島で暮らす人とたくさん出会えてふれあえた気がする。船長さんご夫婦、小原さんのご家族、池さん、久米さん、愛子さん三郎さん、つぼやん、車に乗っけてくださった方。島にくらす人たちと、より生活時間を一緒にすごすことができた。これが今回の訪問の一番のプレゼントなのだと、そうおもった。もちろん田代川や、田舎浜、よっご、しゃくなげ園の川など、自然もゆったり私を包んでくれたけどね。

島を去るのがつらい。だけど、それはまた、島を訪ねる力になる。島で暮らしたい。だけど、今の仕事や生活をやめてまで島で暮らすことを選べない私は、こんな形で島とつながり続けていくのかもしれない。そう思った。そして、また、島に行く日を指折り数えて待つのだ。きっと。

<おまけ>
船が鹿児島につき、タクシーのおじさんとおしゃべりしていると、大雨で新幹線がとまっているとのこと。うそぉと情報を携帯で確認すると、私が到着した5分後に運行再開。ほらね、やっぱ屋久島の神様が守ってくれてるんだ。そう思った。にへ。

YNACより~~~~

soraraさん、ありがとうございました。前日の雨にも関わらず、この日はすばらしいコンディション。田代川の峡谷を県道から海岸までエキサイティングに下る「キャニオニング」は、夏向け、リピーター様向けの切り札的YNACツアーメニューの一つです。興味をお持ちの方は、どうぞYNACまでお問い合わせください。↓

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