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          メクラヘビ(Ramphotyphlops braminus) 
           
          ミミズそっくりで、すぐにはヘビとはわからない。でもよく見ると、頭から舌がチョロチョロでる(写真左)のでヘビとわかる。お尻の先は尖っていて、つかむとチクチク刺してくるが、もちろん毒はない。 
          写真は安房小学校で子供が見つけたもの。これまで目撃情報は聞いていたが、屋久島での正式な記録はないかもしれない。 
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          ジムグリ(Elaphe conspicillata) 
           
          なんとなくムチッとした茶色い身体で、のっそりと動く。 
          腹側の黒い鍵盤模様が、目印だということだが、上から見ても良くわからない。 
          顔にほんのりとした赤みと黒い筋があるのが特徴か。 | 
        
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          シマヘビ(Elaphe quadrivirgata) 
           
          シマヘビというと、茶色に黒の縞があるのが特徴だが、屋久島では写真のように真っ黒の個体も多く見られる。黒いシマヘビのことを、カラスヘビとも呼んでいる。 | 
        
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          アオダイショウ(Elaphe climacophora) 
           
          屋久島でも天井裏でよく抜け殻を見つける、天井桟敷の狩人だ。 
          シマヘビに比べ、少し鼻先が長いのが特徴。 | 
        
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          ヤマカガシ(Rhabdorhis
tigrinus) 
           
          屋久島の毒蛇といえば、このヤマカガシとマムシだ。 
          このうち普通に見られるのが、このヤマカガシだ。屋久島には、丸々と太った大ヤマカガシがいる。 
          かつては無毒と思われていたということもあり、屋久島の人にも、子供の頃、口の中に指をつっこんで半裂きにした経験を持つ人が多い。 
          紅を差したような赤い斑が目印。 | 
        
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          ヒバカリ(Amphiesma vibakari) 
           
          日本固有のおとなしいヘビ。 
          おとなしいせいかあまり見かけない。 
          首の白い模様と体側にミシン目のような黒い筋があるのが特徴。 
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          シロマダラ(Dinodon orientalis) 
           
          日本固有のまだらなヘビ。首の後ろに特に白い斑紋がある。 
          普段は倒木の下などに隠れていて、夜行動するため、あまり見かけることはない。 
          写真は、朝、車に轢かれていたもの。 | 
        
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          ニホンマムシ(Agkistrodon blomhoffii) 
           
          琉球列島を除く日本全土及び朝鮮半島、中国に分布する毒蛇。 
          めったに見かけないが、屋久島でも草刈り中などに時々噛まれる人がいるので、草藪の中では注意が必要。 | 
        
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          ニホントカゲ(Eumeces
latiscutatus) 
           
          沖縄、奄美を除く日本中で普通に見られるのが、このトカゲ。 
          単にトカゲという場合は、この種を指す。幼体は、写真のように、しっぽが青い。 
          屋久島でも道端で普通に見られる。日本の固有種。 | 
        
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          ニホンカナヘビ(Takydromus
tachydromoides) 
           
          ニホントカゲとともに、屋久島で普通に見ることができる。 
          カナヘビといってもちゃんと足があるトカゲの仲間。日本固有種。 
          屋久島のものは本土のものと比べて、尾が長いような気がする。 | 
        
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          ヤクヤモリ(Gekko
yakuensis) 
           
          屋久島と種子島のみに棲む、固有のヤモリ。爬虫類の中では、唯一、屋久島の名前を持つ。 
          なんとなくごつごつした、ワイルドな感じが、森に棲むヤモリらしい。 
          ガジュマルやアコウの根の隙間に暮らすという。 
          他に安房や栗生などの市街地にミナミヤモリ(Gekko hokouensis)が侵入しているらしい。 
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